GO GBコラム

事前キャンプを知ろう

ジュニア記者による英国事前キャンプに関するインタビュー

横浜市では、英国の事前キャンプ地「横浜国際プール」のある都筑区で活動する「つづきジュニア編集局」の皆さんに、「英国を知る」ためのレポートを書いていただいています!今回は、ジュニア記者の皆さんが、キャンプディレクターであるティム・ジョーンズさんと、英国の事前キャンプ地となっている国際プールの吉田館長にお話を伺いました。それでは、ジュニア記者による取材レポートをお楽しみください。

■ 国際プールで見つけたオリンピック精神         山本承太郎

「GO GB」は、オリンピック・パラリンピックにおいて、英国の事前キャンプ地である横浜市、川崎市、慶應義塾大学が掲げた合言葉です。「GO」は「頑張れ」、「GB」はイギリス本土がある島の名前「グレートブリテン」を意味しており、イギリス選手団を応援するメッセージとなっています。
今日、私たちは都筑区にある横浜国際プールに赴きました。先程も述べましたが、横浜市は英国のホストタウンを担っていて、横浜国際プールはオリンピックの競泳、飛込の事前キャンプ地となっています。

キャンプディレクターのティムさんにオンラインでインタビューする様子

取材の前半は事前キャンプのディレクターとして来日していたティムさんに、リモートでお話を伺いました。ティムさんの主な仕事は ⓵若い人材を発掘し、⓶選手他たちにベストなスケジュールを立てることだと言います。選手を含め、英国チームは慶應義塾大学の日吉キャンパスに宿泊しているそうです。ここで一人の記者が選手の食事の内容について質問をしたのですが、これに対しティムさんは、日本食とイギリスの食事をミックスしていると答えたので、私は驚きました。少しでも慣れた食事を摂った方が選手のパフォーマンスに良い影響を与えるのではないかと思っていたからです。しかし、お話を聞いて、オリンピックの意義として「スポーツを通した人間育成」のほかに「世界平和」があることを思い出しました。もちろん本番で良い結果を出すということも必要ですが、それと同じくらい多文化を理解することも平和への一歩として大事だと気づかされました。ちなみにティムさんの好きな日本食はギョーザでした。
後半は横浜国際プールの館長である吉田さんのお話を聞きました。想像よりも明るく親しみやすい方でした。キャンプ地としての準備は約5年前から始まっていて、横浜市や都筑区の職員や、旅行会社の方と協力してサポートしています。ただでさえ選手たちの要望に合った環境づくりが求められるのですが、今年はCOVID-19対策のため、さらに多くの配慮が必要となったそうで、大変だと感じました。しかし、そのような私の感想とは裏腹に、横浜国際プールがキャンプ地に選ばれたことについて吉田館長は『非常に光栄です!「国際プールはメダルが取れるプール」となれば良いですね』と笑顔で答えていました。このような状況での開催だからこそ、その中心にいる人たちには吉田館長のようなポジティブさが大切だと感じました。

■ 横浜国際プール取材しました!          折下陽琉

横浜国際プールは英国代表チームの事前キャンプ地になっています。私たちは、オリンピック期間中の7月28日、横浜国際プールの館長の吉田文雄さんと英国代表競泳のコーチをしているティムコーチにお話を伺いました。
横浜国際プールは、国内最大級のプールです。プールは床の高さを調節することができます。一番深いと3.5メートルの深さにすることができます。

 国際プール見学の様子

約四千席の観客席があり、長さ50メートルのメインプールは、冬は床が設置され、体育館として使われます。変更をするときは、ひび割れがないかなど、念入りなチェックをしているそうです。メインプールのほかに、5メートルの飛び込みダイビングプールとサブプールがあり、サブプールは50メートルのプールを25メートル2つ分に分けることができます。
横浜国際プールでは、コロナ対策に気を使っています。体調管理、検温、消毒、換気、三密対策をしています。館長の吉田さんは、国際プールで練習している英国選手がメダルをとると、自分のことのようにうれしくなる、と話してくれました。
ティムコーチは、かつて選手をしていて、選手時代には、一日に6時間、6キロほど泳いでいたそうです。水泳を通して世界中を旅しているそうです。今回コロナの影響で、英国から日本に来るのが大変だったそうです。
日本の食べ物で好きなものは餃子だそうです。

今回取材をして、プールの床が変わることを知らなかったので、驚きました。
英国選手のお話は聞けませんでしたが、ディレクターお話を聞いて、選手の日頃の練習量はすごいと思いました。オリンピックで英国選手が活躍したら嬉しいです。

■ 『「支える」は温かくする』                山本未來

今回は、2人の心強いオリンピック競技のサポーターの方々に取材しました。1人目の方は、私たちのまち(横浜)に事前キャンプで訪れた英国選手のキャンプディレクターであるティム・ジョーンズさんです。
英国事前キャンプディレクターとは、大物選手のたまごのような若い選手を発掘することをする方です。キャンプディレクターの役割はそれだけではありません。選手の皆さんが競技でベストを出せるようにサポートすることが1番大事な役割です。ティム・ジョーンズさんは、元英国代表の水泳選手であり、元オリンピックのコーチをやっていらっしゃいました。ティム・ジョーンズさんは、選手とコーチ両方の経験者だからこそ選手のベストを引き出せるのだなと思いました。
イギリス代表の水泳選手の皆さんは、1日に多くて6時間もの練習をしているそうです。そのため、ティム・ジョーンズさん含め選手をサポートする皆さんは、選手がベストを出せるようにするためいろいろな工夫をしていました。食事のメニューを考えたり、日本人サポーターの人と選手の皆さんの居場所を完全に分けて、オンラインでのやりとりを行うことでコロナの感染者を抑えたり。とても大変だなと思いました。
最後にティム・ジョーンズさんは、「自分が強いと信じてレースに集中するのが大切だ」と教えてくださいました。私は、人生のレースも前向きに進んでいくのが大事なのかなと考えました。
2人目の方は、英国事前キャンプ施設の一つである横浜国際プールの館長の吉田さんです。

 吉田館長にインタビューする様子

吉田さんも、ティム・ジョーンズさんと同じ英国代表選手のサポーターです。国際プールを通して選手のみなさんにとっての最高なコンディションを提供していたのです。
例えば、国際プールでは5年前から準備・打ち合わせを、また2年前には事前キャンプの練習も行ったそうです。コロナ対策の面でもサーキュレーターなどの最新技術を用いて安心安全の環境が整えられていました。そのため、英国選手からも国際プールは事前キャンプ施設として好評でした。吉田さん自身も、英国選手の事前キャンプについて「とても光栄です」。と話していました。

 国際プールを見学の様子

そして、この横浜国際プールの施設には秘密がいっぱいありました。国際プールには3つのプールがあります。最大3.5メートルまでに中の水を入れたまま深さが変えられるメインプール・プール内の壁が動き25メートルプール2つにも50メートルプール1つにもなるサブプール・深さ5メートルもあるダイビングプール。どれも使う用途に合わせて細かく設備の設定を変えられるのです。また、5月から9月の間はプールとして使い、10月から4月の間は、プールの底を平らになるまで上に引き上げ、床を取り付け体育館として使う。夏は水泳・シンクロ・とびこみの教室、冬は、サッカー・ダンス・テニスの教室なども行われています。つまり、一年中多くの人に利用されているということです。

最後に吉田さんは、私たちに特別なニュースを教えてくれました。オリンピック終了後には、国際プールのロビーに英国選手のサインボードと今回の事前キャンプでの選手の様子を提示するそうです。是非また行きたいと思いました。
東京2020オリンピック・パラリンピック。新型コロナウイルスにより大会が延期になったり、無観客で行ったりと今までにない新しいかたちでの開催となりました。パラリンピックはこれから開催されます。
また世の中では、開催に対する反対の声や政府の問題点などたくさんのことがネット上でもあげられました。たくさんのトラブルに見舞われましたが、私は今回2人の方にお話を伺ったことで「支える」ことは人の心を、そして世の中を温かくするのだなということを感じました。

つづきジュニア編集局って?
つづきジュニア編集局は、横浜開港150周年・都筑区制15周年の節目にあたる2009年に都筑区の記念事業として始まりました。
今では、都筑区だけでなく横浜市全体に目を向け、小学5年生から高校生のジュニア記者が、子どもの目線と力をフルにいかして 取材に行き、記事を書いています。