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事前キャンプを知ろう

【横浜市】『共生ホストタウン・バリアフリーマップ作成まちあるき体験』誰にでも優しいまち「横浜」であるために【2020年12月】

横浜市では、英国の事前キャンプ地「横浜国際プール」のある都筑区で活動する「つづきジュニア編集局」の皆さんに、「英国を知る」ためのレポートを書いていただいています!
今回は、東京2020大会を契機とする共生社会の実現に向けた理解促進の取組として、横浜市内で大会会場となる横浜スタジアム周辺及び聖火リレーセレブ―レーション会場となる赤レンガ倉庫周辺について、つづき・MMジュニア記者の子どもたちに、バリアフリーマップを作成するためのデーター収集の調査に参加して頂きました。
それでは、ジュニア記者による取材レポートをお楽しみください。

 バリアフリー調査のための車いず体験

2020年12月13日、私たちジュニア記者は、オリンピック・パラリンピックのとき、聖火リレーの会場の一つとなる赤レンガ倉庫周辺の、バリアフリーマップ作りのための調査に参加しました。マップを作る前に、NTTクラルティで働く障がいのある方より、当事者の立場から、「心のバリアフリー」というお話をオンラインで聞きました。
今回のお話は、視覚障がいの方と身体障害(車いす)の方からで、初めて聞く話ばかりでした。お話の中で、国内で障害を持っている方は13人に1人ということを知りました。

 心のバリアフリー講座を熱心に聞く様子
 また、障がいの中にも色々な種類があることが分かりました。例えば視覚障がいだと、全盲で全く見えない人や、弱視で視力が弱く少し見えづらい人がいるということです。パソコンに書いてある文字やメールの内容などを音声読み上げで確認しているということで実際に聞かせてもらいましたが、音声再生はすごいスピードで驚きました。また、目の見えない方に方向を教えるのに時計の文字盤で表すとよいそうです。手助けするときには、何か最初に声をかけてから助けて欲しいと教えてもらいました。
午後、私たちは「象の鼻チーム」「万国橋チーム」「新港チーム」「馬車道チーム」の4つに分かれてまちあるきをし、マッピース(MaPiece)を使って調査をしました。マッピース(MaPiece)とは、バリアフリーマップをつくるためのアプリです。このアプリでは、タブレットなどを使って、横断歩道の傾斜(勾配)を計ることもできます。傾斜が2度から3度だと車いすでも通れるそうです。でも、5度ぐらいだと車イスにとってはきびしいと教えてもらいました。また、段差が2センチメートル以上でもバリアとなってしまいます。
 マッピーズ(MaPiece)を使ってまちあるき

さらに信号の有無、音のなる信号機がついているか、方向制限があるか点字ブロックがあるかなども、タブレット上の地図上に入力しました。
チームの中で、それぞれ車いすに乗って車いす視点から見る人、車いすを押す人、紙にまちあるきで気がついたことを記録する人、マッピース(MaPiece)に入力する人などに分かれて、みんなで交代に担当しました。後半からは、車いすを自分自身で押して移動する体験もしてみました。私たちは必要とされた範囲の調査を無事終えることができ、最後に調査で感じたことを大人のみなさんの前で発表しました。
地図が完成して、世界中の人に役立つといいなと思います。

調査、取材:
(つづきジュニア記者)浅谷 凜果、小川 悠樹、澤田 篤紀、長谷川 路彰、林 愛凜、宮下 愛彩、森 結椛、モロウ プリンセス、山田 万里奈
(MMジュニア記者)小林 廉、橋本みなみ、山本 承太郎、山本 未來

みんなの感想++++++++
車椅子を始めて乗ってみて気づいたことは、私たちには、気づかないほどの低い段差も乗り越えるのが難しいということです。そして、車椅子に長時間乗っていると車に乗った時のように酔ってしまいました。バリアフリーマップを作ってみてたくさんの発見があったし、障がいがある人の気持ちを知ることができました。

(山田 万里奈 小6)

 

ぼくは、今回のバリアフリーの取材でたくさんの発見をしました。そのひとつが公衆電話に車イスが入れないことです。公衆電話の中には、スロープもなく、段差があり、幅が狭くて車イスが入れないものもありました。公衆電話は、緊急時に必要なものだから、まちなかに設置されている公衆電話はなおさらバリアフリー化してほしいと思いました。

(澤田 あつき 小6)

まちあるきでは実際に車椅子に乗りました。そうすると今まで当たり前のように思っていたことが障害者には大変だということが分かってきました。例をあげると、まちなかにある掲示板です。私たちはふつうに見やすい高さだと思っていますが、車椅子に乗っている人は少し高く感じ、昼などは日が反射して見えにくいです。また他に、横断歩道に信号があるか、そしてその信号は音が鳴るかなどいろいろなことを調べました。私は来年オリンピックが開催され、今回の調査が役に立つことを楽しみにしています。

(浅谷凛果 小5)

障害当事者と一緒にまちあるきをして学ぶことが沢山ありました

今回私はとても貴重な体験をしました。障がいのある方の大変さがわかり、現在のまちの状況も知ることができました。ゴミや落ち葉がじゃまになることもあると知り、私もバリアフリーにつながるようなゴミ拾いなどをしていきたいです。

(林 愛凜)

みなさんは、いつも通っている道路や横断歩道に不便さを感じていませんか?私たちは、「バリアフリーマップ作成のためのまちあるき」に参加させてもらいました。
私は実際に、車いすに乗ってみました。すると後ろから押してもらうときは楽だったけれど、いざ一人でこぐとなると、歩いているときは気づかない程度の道の傾斜でも、苦しかったです。また、道に設置されている自動販売機が高く、車いすではとても届きませんでした。普段、まちのバリアフリーは整っている方だと思っていても、実際に障害者視点で考えてみると、まだまだバリアフリーは足りないところがあるなと思いました。これからは街のバリアフリーが進むといいなと思います。

(宮下愛彩 小5)

 傾斜をはかるために地面において測定

実際に車椅子にも乗ってみて、馬車道駅から赤レンガ倉庫の周辺の「バリアフリー」と「バリア」を調査しました。
「この辺はバリアフリーが進んでいるエリアです」と事務局の方が言っていました。確かにその通りだったのですが、それでもまだ階段や音が出ない信号機など、バリアフリー化されていない所もありました。僕は横浜のすべてがバリアフリー化して、どんな障がいのある人でも、安心して外出できるようなまちになってほしいと思いました。  (長谷川路彰 小5)

バリアフリー調査後の振り返り。たくさんの気づきを各班で発表

つづきジュニア編集局って?
つづきジュニア編集局は、横浜開港150周年・都筑区制15周年の節目にあたる2009年に都筑区の記念事業として始まりました。
今では、都筑区だけでなく横浜市全体に目を向け、小学5年生から高校生のジュニア記者が、子どもの目線と力をフルにいかして 取材に行き、記事を書いています。