GO GBコラム

英国代表チームを応援しよう

ParalympicsGB: Towards TOKYOレポート|英国選手団長ペニー・ブリスコーさん、パフォーマンス責任者トム・ポールソン博士が、東京2020大会に向けた抱負と期待を語りました!

東京2020大会の英国パラリンピック代表チーム事前キャンプを受け入れる川崎市は12月5日(木)、英国パラリンピック委員会のスポーツ局長で英国選手団長のペニー・ブリスコーさんと、パフォーマンス責任者のトム・ポールソン博士による講演会「ParalympicsGB: Towards TOKYO(英国パラリンピック代表チーム 東京大会に向けて)」を開催しました。

冒頭、川崎市民文化局オリンピック・パラリンピック推進室の原隆室長が挨拶に立ち「英国は、これまでパラリンピック夏季大会で1,790個のメダルを獲得している強豪国。今回も選手団長のペニー・ブリスコーさんが、強い代表チームを率いて東京2020大会に臨んでくれるはずです。代表チームのサポートをするため、川崎市が行ったボランティア募集には、300名の定員に対して5倍以上の応募がありました。これは英国チームを応援しようという、多くの市民の熱意の表れだと感じています。川崎市としても『GOGB 2020』を合言葉に、英国チームの事前キャンプ、そして東京2020大会での活躍を応援していきます」と語りました。

講演会はブリスコーさんが英国パラリンピックチームのビジョン(目標)「スポーツを通して、障害のある人々にとって良い世界をインスパイア(啓発)する」、ミッション(使命)「パラリンピックの競技において、フィールド内でも外でも、英国が世界をリードする」、バリュー(価値観)「Excellence, Honesty and Trust(卓越、誠実、信頼)」を紹介することから始まりました。

そのうえで「英国パラリンピック委員会(BPA)は小さな団体ですが、『大きな野心』と『強い気持ち』を持って競技に挑み、これまで1,790個のメダルを積み重ねてきました。私たちはパラスポーツが障害のある人々の生活の質を向上させるという信念に基づき、世界有数の『パラリンピック強国・英国』を作り上げてきたのです」と力説。

「東京大会でも260名を超える選手たちが最高のパフォーマンスを発揮することを約束します」と、メダル獲得数(147個)で世界第2位となったリオ大会の結果を上回るような活躍を見せると力強く宣言しました。

ブリスコーさんは、1948年にイギリスのストーク・マンデビルから始まったパラリンピックの歴史を写真で紹介。また初めてパラリンピックがオリンピックと同年に開催されたのが1964年の東京大会であることを説明し、「東京は『オリンピック・パラリンピック』を2度開催する世界で最初の都市となります。世界中160カ国以上の国と地域から、4,400人を超えるアスリートが集まるスポーツの祭典が、(講演会開催日から)あと264日後に始まります」と東京大会の期待感を盛り上げました。

ポールソン博士は、パラリンピックで2度の金メダルを獲得した陸上競技のジョニー・ピーコック選手、世界大会で3度のメダリストとなっているアーチェリーのジェス・ストレットン選手、リオ大会の銀メダリスト・重量挙げのアリ・ジェワッド選手などを英国チームの注目選手として紹介。

「それぞれのアスリートが異なる障害を持ちながら練習に取り組んでおり、周囲からの支援を必要としています。川崎でトレーニングを行うすべてのアスリートは、市民のみなさんのホスピタリティーとサポートを楽しみにしています」とし、東京大会を目指す選手たちが、SNS上などでポジティブなコメントを発表していると笑顔で語りました。

また講演の最後にはブリスコーさんが、2012年のロンドン大会後に起こった社会的な変化について説明しました。

「ホスト国となったロンドン2012大会で、私たちは2つの素晴らしい経験を得ました。一つは多くの競技で良い成績を収めたこと、もう一つは競技に取り組むアスリートの姿勢を通じて、障害者に対する社会の見方を変えたということです。開催後の調査では、英国の8割を超える成人が『英国パラリンピックチームの活躍が、社会全体にポジティブなインパクトを与えた』と回答しています。パラリンピックは、障害のある人でも社会や子供達のヒーロー・ヒロインになれることを証明できる大会です。人々の障害者に対する意識を変えるには時間がかかりますが、私たちは“Yes, we can!”と唱え続けることが、社会の前進につながると信じています」と参加者に熱く語りかけ、東京2020大会のレガシーとして障害者を取り巻く環境や社会の意識により良い変化が起こることを期待すると述べていました。

【講師紹介】

ペニー・ブリスコーさん
東京2020大会 英国パラリンピック代表チーム選手団長
アトランタ1996大会、シドニ-2000大会では英国カヌーチームのシニアナショナルコーチとして活躍。2002年から英国パラリンピック委員会のスポーツ局長を務めている。ソチ2014冬季大会からパラリンピクスGB(英国パラリンピック代表チーム)の選手団長に就任し、以降リオ2016大会、ピョンチャン2018冬季大会でも代表選手団を率いた。2017年にはスポーツ分野での功績が認められ、新年の褒章でOBE(大英帝国勲章)を受章した。

トム・ポールソン博士
リオ2016大会では、学術的な研究プロジェクトを監督し、2019年より英国パラリンピック委員会のパフォーマンス責任者に就任。東京2020大会における、あらゆるコアパフォーマンスサービスを担当している。