GO GBコラム

事前キャンプを知ろう

川崎市等々力陸上競技場大公開!ピッチからVIPルームまで紹介します

川崎市では、東京2020オリンピック・パラリンピックにおける英国代表チームの事前キャンプ地施設として、川崎市等々力陸上競技場及び同補助競技場、カルッツかわさき、富士通スタジアム川崎が使用されます。

そこで今回は、施設の1つである「等々力陸上競技場」について、川崎市建設緑政局 等々力緑地再編整備室 陸上競技場整備担当の竹内さん、中原区役所道路公園センター管理課の原さん、等々力陸上競技場グリーンキーパーの芦野さんに、施設設備や、特徴についてお伺いするとともに、施設内も案内して頂きました。
各種陸上競技大会や、川崎フロンターレのホーム戦として知られていますが、競技場の豆知識や、普段はなかなか入ることができない、ピッチ内や、VIPルームまでバーチャルツアーをお楽しみください!

まずは知っておこう!等々力陸上競技場の豆知識

川崎市等々力陸上競技場は、各種陸上競技大会やサッカー大会、川崎フロンターレのホーム戦など、様々な大会、試合が開催されていますが、まずは施設の特徴について教えてください。

原さん:

神奈川県内には日本陸上競技連盟公認の陸上競技場がいくつもありますが、等々力陸上競技場は現在、第3種公認で、今後、第1種公認を取得予定です。さらに、国際陸上競技連盟認証のクラス2を取得しています。ここまで取得しているのは神奈川県内では、日産スタジアムと等々力陸上競技場だけです。

ウサイン・ボルトや、オリバー・カーンなど世界的有名なアスリートも訪れています

竹内さん:

現在等々力陸上競技場では、英国代表チームの事前キャンプ施設で利用されることを見越して改修工事を行っています。トラックの色も現在のレンガ色から、青に変わります。近年大きな陸上大会が開催される競技場では青いトラックも増えてきていますね。前回リオオリンピック・パラリンピックの陸上トラックも青でした。

また、事前キャンプ受入競技となっているラグビーに関する整備として、ラグビーゴールも新設されることになっています。4年前のラグビーワールドカップから、競技人口やファンが増えています。等々力陸上競技場では13メートルのゴールを設置する予定です。

等々力陸上競技場ピッチの芝は日本でも1、2を争う短さ!

サッカーなどで利用される等々力陸上競技場のピッチコンディションについてもお伺いしたいのですが、芝は年間を通してどのように管理されているのですか?

芦野さん:

ピッチは2種類の芝で形成されています。夏は青く冬は枯れる夏芝と、冬に青く春に向けて枯れていく冬芝を組み合わせて、1年中青い芝になるように整備しています。等々力陸上競技場ピッチ芝の特徴として、芝が短いことで知られていますね。事前キャンプに向けてラグビー、サッカー共に、選手に快適に練習して頂けるよう、芝の整備は十分に整えていきたいですね。

英国代表チームへのメッセージ

竹内さん:
英国代表チームアスリートの皆さんがどうやったら満足して頂けるか、視察の際にはその都度ご意見を伺っています。川崎市オリンピック・パラリンピック推進室と協力し快適な事前キャンプ地となるよう、体制を整えていきたいですね。

原さん:
等々力陸上競技場はパラアスリートの皆さんが快適に過ごせる動線も整っています。事前キャンプ施設としての使い方は通常と異なるケースもあるかと思いますので、必要に応じて運営の仕方を検討し、安全快適な環境で練習に集中していけるように管理していきたいです。

芦野さん:
英国代表チームの選手が希望する芝の高さ、また競技毎に相性が良い芝コンディンションは異なりますので、どの受入競技でも快適に練習できるよう、整備をしていきたいです。

竹内さん、原さん、芦野さん、貴重なお話ありがとうございました。

等々力陸上競技場バーチャルツアー

続いて等々力陸上競技場施設内をご紹介して頂きました。

まずは1Fからスタート。入り口を入ると バックスタンドのKAWASAKIの文字が目の前に広がります。Jリーグの試合では選手の方はここから入場しています。

フィールドは現在トラックの改修工事が行われています。

続いて選手控え室です。ホーム側の控え室は主に川崎フロンターレの選手が使っているので、青が基調となっていますが、アウェイ側の控え室は白や黒など、素材色がベースとのことでした。サッカーだけではなく、陸上やラグビーの試合でも利用されます。

トレーニングルームは室内ですが人工芝でピッチ環境が再現されています。サッカーでは試合前ウォーミングアップルームとして使われているそうですが、こちらも全ての受入競技で利用が可能です。

記者会見などはこちらのメディアルームで行われます。

普段一般の方は目にすることがない、ドーピング検査室も案内して頂きました。見学しただけでも、緊張感が漂います。

シャワールームのドアも透明になっていました。

続いて3Fに移動します。
3FにはVIPの方も利用されるボックスシートがあります。

6Fにも同じようなボックスシートがあります。

また6Fにはスカイテラスがあり、ここではイベントなども開催されています。スカイテラスから、シートに移動できるようになっています。

ここからの景色は東京タワーとスカイツリーが並んで見えますよ。

スカイテラスはサッカー観戦招待や、当日イベント会場として使われているようです。

いかがでしたでしょうか。

Jリーグサッカー観戦や、ラグビー、陸上競技の公式大会、陸上競技の練習で利用されている方も、施設内はなかなか見るチャンスがないので興味深いですね。
等々力陸上競技場は、2021年からバックスタンドの改修工事も予定されています。現在は約27000人の観客収容人数ですが、35000人規模を目指した改修を検討されているそうです。川崎市のランドマークでもある等々力陸上競技場の今後の展開が楽しみです。
また、2020年英国代表チームの方が等々力陸上競技場で快適にトレーニングできるよう、川崎市民もGOGB2020マインドで応援していきたいですね。

取材: GOGBコラム担当ライター:平尾美絵
撮影: GOGBコラム担当カメラマン:末吉理