GO GBコラム

英国代表チームを応援しよう

東京2020パラリンピックに向けて知っておきたい!注目するパラリンピック競技と英国パラアスリートを紹介

東京2020大会まで1年を切りました。様々なメディアを通して各パラリンピック競技や、日本のパラアスリートを知る機会も増えています。そこで今回は、日本のトップパラアスリートや、パラスポーツ競技関係の方々に、英国代表チームの活躍が期待されるパラリンピック競技の楽しみ方や、注目選手について伺いました。

高桑選手が語る、パラスポーツの楽しみ方

まずは、パラスポーツ陸上競技短距離、走り幅跳びの選手である高桑早生選手(慶應義塾大学卒)に、パラ陸上の見どころについてお話を伺いました。高桑選手はロンドン2012大会、リオ2016大会に出場し、ロンドン2012大会では、初出場にして、T44クラスで100m7位、200m7位入賞を果たしました。

(高桑選手)
「日本において、パラリンピック競技の観戦を楽しむということがより浸透し始めたのは、リオ大会で初めてパラリンピックに中継が入った時からだと思います。大会後、帰国すると多くの方から「観たよ!」と声を掛けられるようになり、歴史的な変化を感じました」

と、高桑選手は語ります。
そこで、高桑選手に、パラスポーツ観戦を楽しむポイントを教えていただきました。

  1. パラスポーツは新しいスポーツを観る感覚で楽しむ。
  2. まずは自分が好きなスポーツから観戦してみる
  3. オリンピック競技にはない、パラリンピックならではの競技を楽しむ
  4. 自分のスターを見つける。

高桑選手自身もパラスポーツの大ファンであり、パラ水泳やパラテニス、車いすバスケットなど様々な競技観戦を楽しみ、応援されているそうです。

高桑選手が注目する英国代表パラ陸上選手

高桑選手が注目する英国代表パラ陸上選手についても伺いました。

Hannah Cockroft ハンナ・コックロフト選手:
T33/34 (車いす)100m。ロンドン2012大会金メダリスト、2017世界パラ陸上競技選手権大会ロンドンでは出場種目全てにおいて金メダル獲得しています。

Jonnie Peacockジョニー・ピーコック選手:
T44(下肢切断者)100m。ロンドン2012大会、リオ2016大会にて金メダルを獲得しています。

高桑選手には、英国のパラスポーツ文化に関するお話も伺いましたので、こちらの記事もあわせてご覧ください。
高桑早生選手が海外で見る、日常に根付くパラスポーツの光景とは

パラ柔道の見どころは、格闘技性の高さ

続いて、この夏、英国代表選手が慶應義塾大学日吉キャンパスでトレーニングキャンプを行ったパラ柔道の見どころについて、日本視覚障害者柔道連盟事務局の松下邦彦総務部長にお話を伺いました。

(松下邦彦総務部長)
「パラ柔道の特徴の一つは組み手争いがなく、常に組んだ状態で競技を行うことによる格闘技性の高さです。格闘技が好きな方たちにも大変興味深いスポーツだと思います。
英国チームの印象は、先月行われたIBSA柔道ヨーロッパ選手権の結果をみると、男子重量級が強いイメージがあります。直近の世界ランキングでみても、男子の重量級は上位にランキングされています。」

また東京2020大会への期待も伺いました。

(松下邦彦総務部長)
「柔道はオリンピック・パラリンピックの共通のキーワードとして“共生”を掲げており、バリアフリーが一層促進される機会となり得たら良いと考えます。」

パラ柔道は今年8月21日から23日の間、柔道の英国代表チーム(Team GBおよびParalympicsGB)が日吉キャンパスにてトレーニングキャンプを実施しました。
当日の選手の様子など、ぜひ「慶應義塾大学WEBサイト」よりご覧ください。
柔道の英国代表チームが日吉キャンパスでトレーニングキャンプを実施

注目するパラ柔道英国選手

上記トレーニングキャンプでも来日された、注目したい英国代表パラ柔道選手をご紹介します。

Christopher Skelley(クリス・スケリー)
1993年生まれの26歳。カテゴリーは100kg以下。リオ2016大会では決勝にも進出し、東京2020大会への選出も期待されています。

以上注目したいパラリンピック競技とその魅力、英国代表パラ選手についてご紹介しました。
英国において、パラリンピック観戦はオリンピックと同様の熱気と観戦ムードに包まれています。ぜひ私たちも、2020年英国代表チーム事前キャンプに向けて、英国同様に、パラリンピックを盛り上げていきませんか。

※高桑早生(たかくわ・さき)プロフィール

NTT東日本所属。1992年5月26日埼玉県生まれ。小学6年の冬に骨肉腫を発症。中学1年の6月に左足ヒザ下を切断。東京成徳大深谷高校陸上部、卒業後、慶應義塾大学総合政策学部入学、体育会競走部入部。数々の輝かしい戦績を持つ。

  • ロンドン2012大会:100メートル、200メートルともに7位入賞
  • リオ2016大会:女子走り幅跳び 5位、女子200m7位、女子100m 8位
  • インチョン2014アジアパラ競技大会(韓国): 女子100m 3位
  • 2015 カタールIPC陸上競技世界選手権:女子走り幅跳び 3位
  • 2017 世界パラ陸上競技選手権大会(英国):女子走り幅跳び(T44) 5位

取材: GOGBコラム担当ライター:神津伸子
撮影: GOGBコラム担当カメラマン:山本美賢