GO GBコラム

事前キャンプを知ろう

国際レベルのプールの秘密に迫る!横浜国際プールってどんなところ?

横浜市にある横浜国際プールは、東京2020オリンピック・パラリンピック英国代表チームの事前キャンプ施設です。

国際公認プールとしても知られており、イアン・ソープや北島康介といったトップスイマーが参加したパンパシフィック水泳選手権大会をはじめ、数々の国際大会を開催してきました。


最寄りの「北山田」駅から横浜国際プールへ続く大階段には、「GO GB 2020」の階段メッセージとのぼり旗が立てられて、階段を上がるにつれ、英国代表チーム歓迎ムードが盛り上がってくる

今回は、横浜国際プール指定管理者であるコナミスポーツ株式会社のマネージャー 阿部弘美さんに、施設の特長や英国代表チームの受け入れ体制についてお話を伺いました。

地域に愛される施設として、国際公認プールとして

横浜国際プール阿部さん
阿部さん:
横浜国際プールは、市民の皆さまが利用されるスポーツ施設であり、国際公認プールとして国内外の大規模な大会を開催する総合競技場でもあります。私はマネージャーとして約100人のスタッフと共に、ふだんのお客さまの対応と安全面の管理、大規模な大会開催時の準備と運営全般を担当しています。
定期的に通ってくださる顔なじみの方も多く、ふだんから皆さまにお声がけしながら体調面の配慮やコミュニケーションを心がけるようにしています。

夏季はメインプール、冬季はスポーツフロア


両サイドに約4,000席の観客席を擁する国際公認の50mプールのメインプール。

スポーツフロア
メインプールは、冬季にはスポーツフロアに様変わりする。地元横浜市をホームに活躍するプロバスケットボールチーム「横浜ビー・コルセアーズ」のホームアリーナとしても有名。

阿部さん:
横浜国際プールのメインアリーナは、夏季5月〜9月はメインプールとして、冬季11月〜3月はスポーツフロアとして使用する、非常にめずらしい施設です。プールからフロアへ転換するには、時間をかけてゆっくりとプールの水を抜く必要があるため、約1か月の転換期間を設けています。


通年利用できるサブプールは国内最大級の50m公認プール。

国際公認プールとしての大会開催を、見えない部分で支える専門スタッフの存在

——国際公認プールとして、どのような点に注意を払っていらっしゃいますか?

阿部さん:
“プールの水は生きもの”です。毎日毎時間、水のコンディションは変わります。国際公認プールとしては当然ですが、コンディション維持はもちろん水が抜けたり機械の不具合があったりしてはなりません。専門スタッフ20名が、プールの室温・水質・水温・水深などの管理を常時行っています。実は、プールの水温を上げるのは大変難しいことなので、夜間も水温チェックが欠かせません。また室温と水温の差が激しいほど寒暖差を感じやすいので、空調管理も大切な仕事のひとつです。

横浜国際プール管理室
プールの管理室では、専門スタッフが24時間体制で勤務。

横浜国際プールスタッフ
安全な水質を維持するために、スタッフが毎時間水質検査を行う。

スタッフ全員で、安全・安心な競技場の運営、維持に努めています。

英国代表チームを迎え入れるためにさまざまな準備を行なっています。

横浜国際プールトレニーングルーム
目の前に緑の木々が見えるトレーニングルーム。初心者から上級者までが利用できる。

——英国代表チームを受け入れるにあたり、施設面では今後どんな準備を予定していますか?

阿部さん:
英国チームや一流アスリートならではの準備も必要となるので、英国チームとともに調整を進めています。2018年度には、競泳用のスタート台やコースロープも更新しました。今後、一般利用者の皆様にも、より充実した設備となる予定です。
今年1月には、横浜国際プール・都筑警察署・都筑区役所・都筑消防団・都筑消防署などの関係機関・約150名が参加し、横浜国際プールにおけるテロ災害を想定した訓練を行いました。万全な安全対策を施すために、関連機関で協力しています。
また、エントランスホールでは、英国についてのパネル展示と、東京2020オリンピック・パラリンピックのカウントダウン表示で、英国代表チームお迎えの雰囲気を盛り上げています。

英国代表チームを知ってもらうためのパネルを展示
英国代表チームを知ってもらうためのパネルを展示。

「つづきジュニアタイムズ」でも、横浜国際プールで開催されたジャパンパラ水泳競技大会の様子を取材していただきました。
都筑区のジュニア記者による新聞「つづきジュニアタイムズ(TJ)10号」
都筑区のジュニア記者による新聞「つづきジュニアタイムズ(TJ)10号」でも、GO GB特集!

英国代表チームへのメッセージ

いつも明るい笑顔が素敵なスタッフの皆さん。
いつも明るい笑顔が素敵なスタッフの皆さん。

阿部さん:
英国代表チームの皆さんが、日本の環境に一日も早く馴染んで調整できるように、我々スタッフも精一杯お役に立ちたいと考えています。日本らしいきめ細やかなおもてなしの精神でお迎えしたいですね。英国代表チームのアテンドに備えて、今後英語のレッスンも考えています。
事前キャンプは、横浜や横浜国際プールの魅力を知ってもらうよい機会です。この得難い体験を、横浜市民の皆さまと一緒に共有していきたいと思います。

GOGBコラム編集部より

横浜国際プールにおける、英国代表チームの東京オリンピック事前キャンプ受け入れ期間は、2020年7月上旬の予定です。また、2019年7月には、英国水泳代表チームの事前キャンプの実施が決まりました。いよいよ、横浜国際プールでも初めて英国代表チームを受け入れることになります。

英国代表チームが快適にトレーニングできるように、横浜市民としても「GO GB 2020」を合い言葉に、精一杯応援したいですね。

取材: GOGBコラム担当ライター:西川公子
撮影: GOGBコラム担当カメラマン:末吉理