「フリーローンの中でも低金利に利用できる商品を知りたい」
「フリーローンの審査は甘いって聞いたけど、本当?」
このように、フリーローンの審査の甘さや低金利なフリーローンについて、疑問を持っている方もいるでしょう。金利に関しては、銀行系のフリーローンなら消費者金融カードローンや銀行カードローンと比較して低めの傾向があります。ただ、審査を通過しないと利用することはできません。
実際、審査が甘いフリーローンはあるのでしょうか。
本記事では、数あるなかでも低金利でおすすめできる銀行系のフリーローンと、審査でチェックされるポイント、審査を通過するコツ・ポイントなどを紹介していきます。
フリーローンは、住宅ローンやマイカーローンなどの目的別ローンと違って、利用使途に(ほぼ)制限のないローンです。
金利はおおむね5~15%程度と、一般的にはカードローンよりも低金利で借りられます。ただ、金利設定は銀行ごとに異なるため、金利を抑えたい人はフリーローンごとの違いを理解しておくことをおすすめします。
ここからは、銀行カードローンのなかでも、金利の低さでおすすめできる10個の商品について紹介していきましょう。
千葉銀行の「ちばぎんフリークイックローン<アドバンス>」は、来店不要で借入できるフリーローンです。
WEB完結に対応しており、来店せずに借入まで進めることができます。千葉県以外の隣県に住んでいる人でも、問題なく融資を受けられるでしょう。また、返済期限が長めの15年になっている点が特徴的で、無理のない返済計画を組むことができます。
融資限度額も最大800万円と十分な枠があるため、高額融資を受けたい方でも十分な金額を借りられるでしょう。
商品名 | ちばぎんフリークイックローン<アドバンス> |
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申し込み条件 |
・契約時の年齢が「満20歳以上満70歳未満
・住まいまたは勤め先の所在地が千葉銀行本支店の営業地域内(千葉県、東京都※、茨城県、埼玉県、神奈川県)にある |
審査スピード | - |
金利(実質年率) | 1.7%~14.8% |
借入限度額 | 10万円以上800万円以内(1万円単位) |
担保・保証人 |
担保:不要 |
りそな銀行のフリーローンは、使い道が自由(事業性資金は除く)で上限500万円までの融資が受けられるローンです。
申込には継続した安定収入が必要ですが、それがあればフリーターやパート社員、自営業の方でも借入することができます。
金利は年「6.0%」「9.0%」「12.0%」「14.0%」の4種類(固定金利)の中から審査結果に応じて決定される形式ですが、りそな銀行で住宅ローンを利用している場合は年0.5%の金利引き下げが適用されます。
商品名 | フリーローン |
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申し込み条件 |
日本国内に住んでいて、次の条件をすべて満たす個人 |
審査スピード | - |
金利(実質年率) | 6.0%~14.0% |
借入限度額 | 10万円 ~ 500万円 |
担保・保証人 | 不要 |
横浜銀行フリーローンは、上限1,000万円まで借りられるフリーローンです。使い道は原則自由なので、家具・家電購入費用から入院費用・出産費用、旅行の費用まで、さまざまな用途に利用できます。
審査回答がスピーディなのもメリットで、審査結果は最短翌日に回答してもらうことも可能です。
商品名 | 横浜銀行フリーローン |
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申し込み条件 |
以下の条件をすべて満たす方。 |
審査スピード | 審査回答は最短翌日 |
金利(実質年率) | 1.9%~14.6% |
借入限度額 |
10万円~1,000万円以内 |
担保・保証人 |
不要 |
77ローンでは固定金利以外に変動金利が採用されており、2023年4月3日現在は「2.8~4.0%」という低金利で利用できます。
融資期間は10年と長めに設定されており、担保や保証人・保証料不要で借入できます。
ローン専用窓口は土日でも開いているので、平日は仕事で忙しい方でも申込手続きを進めることが可能です。
商品名 | 77フリーローン |
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申し込み条件 |
次の条件を全て満たす個人 |
審査スピード | - |
金利(実質年率) |
変動金利:年2.8%~5.475%(2023年4月3日現在の金利は2.8~4.0%) |
借入限度額 | 10万円~500万円 |
担保・保証人 | 不要 |
きらぼし銀行のフリーローンは、年1.7~13.8%という低金利で借入できるローンです。最大1,000万円までの融資に対応しており、単純に借りる以外に、他行での複数の借入をまとめる際にも役に立ちます。
申込金額が300万円以下の場合には所得証明書の提出が不要であり、申込手続きがスピーディに完了するでしょう。WEB契約を選択すれば印鑑も不要で、印紙代もかかりません。
商品名 | フリーローン |
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申し込み条件 |
・借入時の年齢が満20歳以上かつ完済時年齢が満74歳以下の方。 |
審査スピード | - |
金利(実質年率) | 1.7%~13.8% |
借入限度額 | 10万円~1,000万円 |
担保・保証人 | 不要 |
常陽フリーローンは、スマホやPCからの申込なら年3.975~11.95%の変動金利で借りられるローンです。
来店せずにWEB完結で契約まで進めることができるので、店舗までの移動時間も取れないくらい多忙な人でもフリーローンに申し込みやすくなっています。
「オリエントコーポレーションの保証を受ける」「給与振り込み口座を常陽銀行に指定する」「資金使途確認資料を提出する」などの条件を満たすことで、3.975%まで金利を引き下げることも可能です。
商品名 | 常陽フリーローン |
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申し込み条件 |
・申し込み時の年齢が満20歳以上まつ65歳未満で、最終返済時71歳未満 |
審査スピード | - |
金利(実質年率) | 3.975~11.95% |
借入限度額 | 最大500万円 |
担保・保証人 | 不要 |
スターフリーローンは、資金使途が原則自由(事業性資金を除く)で最大1,000万円までの融資が受けられるローンです。
来店が不要のWEB完結に対応しており、手続きをインターネットだけで終わらせることもできます。
金利も「年1.5~14.6%」と低金利な設定であり、消費者金融で借りるよりも金利負担を減らしたい方におすすめです。
返済額は毎月定額で、返済計画が立てやすい点もメリットでしょう。
商品名 | スターフリーローン |
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申し込み条件 |
・申し込み時の年齢が「満20歳以上満69歳以下」の方、かつ完済時の年齢が満75歳以下の方 |
審査スピード | - |
金利(実質年率) | 1.5%~14.6% |
借入限度額 | 10万円以上1,000万円以下(1万円単位) |
担保・保証人 | 不要 |
イオン銀行のフリーローン(イオンアシストプラン)は、年3.8~13.5%の低金利で借入できるローンです。融資まで来店不要のWEB完結に対応しており、店舗に出向かなくても手続きをスムーズに完結させられます。
また、近くのイオン銀行の店舗で一部繰り上げ返済、全額繰り上げ返済が可能な点も特徴です。お金に余裕があればどんどん返済を進めることで、最終的な利息負担を軽減させることができるでしょう。
商品名 | イオンアシストプラン |
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申し込み条件 |
・日本に居住している、または永住権を得ている外国籍の方 |
審査スピード | - |
金利(実質年率) | 3.8%~13.5% |
借入限度額 | 10万円以上700万円以内 |
担保・保証人 | 不要 |
みずほ銀行の多目的ローンは、上限300万円まで借入できるローンです。地方銀行とは違って居住地域に制限がないため、全国どこからでも申し込むことができます。
金利は「固定金利」「変動金利」の2つから選択でき、変動金利なら年5.875%(2023年4月28日現在)と低金利になっているため、利息負担を抑えたい方におすすめです。
商品名 | 多目的ローン |
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申し込み条件 |
以下のすべての条件を満たす個人 |
審査スピード | - |
金利(実質年率) |
・固定金利:年6.850% |
借入限度額 | 上限300万円 |
担保・保証人 | 不要 |
住信SBIネット銀行の多目的ローンは、所定の条件を満たすことで金利が最大年1.0%も引き下げられるローンです。資金使途は自由で見積書の提出は基本的に必要なく、WEBだけで手続きが完了します。
繰り上げ返済の手数料も不要であり、資金に余裕ができたタイミングで気軽に繰り上げ返済を利用できます。
また、住信SBIネット銀行では、当月のフリーローンを含めた商品・サービスの利用状況に応じて、翌々月の「スマプロランク」が決まります。フリーローンを利用することでATMと振込手数料の無料回数が増えることも期待できるでしょう。
商品名 | 多目的ローン |
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申し込み条件 |
・申込時の年齢が満20歳以上かつ完済時の年齢が70未満 |
審査スピード | - |
金利(実質年率) | 3.775%~12.0% |
借入限度額 | 10万円以上1,000万円以下 |
担保・保証人 | 不要 |
フリーローンは、主に銀行が扱っているローン商品の1つです。銀行のローンは、大きく分類すると「使途が自由なローン」「利用使途が決まっているローン」に大別できます。
【利用使途が自由なローン】
【利用使途が決まっているローン】
フリーローンは、原則として使途が自由なローンのことです。カードローンとの違いについては、以下の項で詳しく紹介します。
フリーローンとよく比較される金融商品に、「カードローン」があります。それぞれの違いを端的にまとめると以下のとおりです。
カードローン | フリーローン |
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・専用のカードを利用して借入するローンのこと(最近はカードレスでも借入できる) |
・主に銀行が扱う個人向けのローン |
もっとも大きな違いは、借入回数の違いでしょう。
カードローンは契約時に利用限度額が設定され、その範囲であれば何回でも借り入れができます。
一方のフリーローンは契約時に借入金額・金利・毎月の返済金額を決めたうえで融資が行われ、借入できるのは1回きりです。
どのような目的でお金を借りたいのかによって、どちらが有利かは異なります。
例えば資金繰りが安定するまでのツナギ資金であれば、1回借り切りのフリーローンで十分でしょう。
逆に「資金がショートした際にすぐ利用したい」ということなら、再申込も審査もなしで何度も借りられるフリーローンが適しています。
銀行で扱っているローンには、フリーローンやカードローンに加えて「目的別ローン」もあります。
【目的別ローンとは】
「一定の目的にのみ利用できるローンのこと。目的によって商品の名前がそれぞれ異なる」
銀行によって扱っている目的別ローンの種類がそれぞれ異なりますが、一例を上げると以下のようなローンが該当します。
【目的別ローンの一例】
目的別ローンとしてメジャーなのは「住宅ローン」「マイカーローン」でしょう。
特定の目的に対してのみ利用できるローンであるため、住宅ローンでお金を借りてマイカーの購入費用に充てるようなことはできません。
使い勝手は資金用途が自由なフリーローンやカードローンに劣りますが、目的が限定されている分だけ低金利で利用できるメリットがあります。
フリーローンは銀行で提供されるローンですが、「利用使途が原則自由」という点でカードローンとよく比較されることがあります。
フリーローンは利用使途が自由かつ「1回きりの借入で、あとは返済するのみ」という点に大きな特徴がある商品です。
ここからは、フリーローンならではの3つのメリットについて紹介します。
フリーローンは、カードローンと違って、利用者が必要とする金額を一度で借り入れてしまうローンです。
一度にまとまったお金を借りて目的を達成したあとは、毎月コツコツと返済を進めていくことになります。
毎月の返済が進むごとに確実に借入残高が減少していくため、返済不能になるリスクが低いです。
一方のカードローンの場合、借入金額が増えると毎月の返済額が多くなり、返済不能になってしまうケースも考えられます。
より低リスクにお金を借りるならフリーローンのほうがおすすめでしょう。
金融機関によってローンの金利設定が異なるので一概にはいえませんが、フリーローンによってはカードローンよりも金利が低く設定されている商品もあります。
例えば「住信SBIネット銀行」のカードローンとフリーローンの金利を比べると以下のとおりです。
フリーローンの金利(実質年率) | 3.775%~12.0% |
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カードローンの金利(実質年率) | 1.59%~14.79% |
あくまでも一例ですが、住信SBIネット銀行ではフリーローンの上限金利の方が安くなっています。
「できるだけ金利が低いローンを探している」ということであれば、フリーローンを視野に入れてみると良いでしょう。
ただし、金融機関によっては住信SBIネット銀行とは逆にカードローンの方が低金利というパターンもあるため注意が必要です。
目的別ローンは低金利な反面、違う用途では借りることができません。
一方、フリーローンであれば、利用使途は原則として自由です(事業性の使い道は除く)。「引っ越し費用に充てる」「おまとめローンとして利用する」「アウトドアやキャンプ用の費用に使う」など、目的別ローンでは借りられない用途でも借りられる可能性があります。
ただし、目的別ローンの場合、申し込みする時点で融資の目的について申告する必要があります。
さまざまな目的に利用したい人は、利用使途を申込時に聞かれないカードローンがおすすめです。
使用目的が原則として自由であり、かつ確実に借入残高を減らしていけることが強みのフリーローンですが、メリットばかりではありません。
これから紹介するようなデメリットがあることも、事前に知っておきましょう。人によってはフリーローン以外の金融商品「目的別ローン」「カードローン」等が選択肢になることもあります。
メリットの項でカードローンよりも金利が低くなるケースもあると解説しましたが、目的別ローンと比較するとどうしても高くなります。
住信SBIネット銀行のフリーローンとマイカーローンの金利差を見てみましょう。
フリーローンの金利(実質年率) | 3.775%~12.0% |
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マイカーローンの金利(実質年率) | 1.775%~3.975% |
マイカーローンは利用目的が限定されている分、上限金利でもわずか3.975%とフリーローンと比較して非常に低金利で利用できます。
資金の利用目的が明確にあり、目的別ローンでカバーできるのであれば、フリーローンよりも目的別ローンのほうが適しているといえるでしょう。
フリーローンで借入ができるタイミングは、契約した直後の1回のみです。その後は、審査なしの追加の借入はできません。
必要になった時に自由にお金を借りたいなら、フリーローンではなくカードローンを選択しましょう。
フリーローンは、基本的に銀行が提供している金融商品です。
銀行は2023年4月現在、最短即日融資ができない仕組みになっています。
「どうしても今日中に融資をしてほしい」ということなら、消費者金融のカードローンが有力な選択肢になるでしょう。消費者金融カードローンなら最短25分の融資にも対応している商品がいくつもあります。
冒頭でおすすめの銀行カードローンを紹介しましたが、金融機関によってフリーローンの金利や融資限度額、付帯サービスなどに差があります。
たくさんある中からご自身にピッタリのフリーローンを選ぶために、低金利フリーローンの選び方について知っておきましょう。
具体的に、比較検討したいのは以下のようなポイントです。
まず、ご自身がフリーローンの申し込み条件をクリアしているか確認しましょう。
フリーローンにはそこまで厳しい申し込み条件はありませんが、「年齢」「保証会社の保証を受けられること」が条件に含まれます。
また、地方銀行の場合、居住地域や働いている地域にも指定が入る場合がある点に注意が必要です。
一例として、横浜銀行フリーローンの申し込み条件を以下で紹介します。
【横浜銀行フリーローンの申し込み条件】
以下の条件をすべて満たす方。
1.
ご契約時満20歳以上69歳以下の方
2.
安定した収入のある方、およびその配偶者
(パート・アルバイトの方も可。学生の方は不可。年収には年金を含みます)
3.
次の地域に居住またはお勤めの方
・神奈川県内全地域
・東京都内全地域
・群馬県内の一部の市(前橋市、高崎市、桐生市)
4.
保証会社(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)の保証が受けられる方
5.
横浜銀行ならびにSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の個人情報の取り扱いに同意される方
引用元:横浜銀行|商品概要説明書(PDF)
フリーローンで借りたお金の返済について、できるだけ返済総額を少なくしたいなら、金利が低いフリーローンを選びましょう。
注目するべきは、あくまでも「上限金利」です。
フリーローンの場合は「5~15%」といったように、下限金利と上限金利の設定があります。
このうち、フリーローン等の金融商品の利用が初めてのケースでは、多くの場合で上限金利や、それに近い金利が適用されます。
一方、はじめての借り入れでいきなり下限金利が適用されることは稀です。
よって、フリーローン同士を比較するなら、上限金利を比較しましょう。
フリーローンにはそれぞれ「融資限度額」が定められており、限度額を超える融資を受けることはできません。
希望額を借りられる可能性のあるフリーローンであるかどうかは、事前に確認しましょう。
フリーローンの審査は住宅ローンと比較すれば柔軟に行われるといえるでしょうが、決して「甘い」と断言できるものではありません。申込者によっては審査通過のスコアに足りず、審査落ちになるケースもあるので注意が必要です。
審査通過の可能性を少しでも高めるためには、まず「何が審査されるのか」を知ることが大切です。審査項目を把握したうえで、審査を通過できるように準備を進めましょう。
まず、大前提として「年齢要件」「安定した収入があること」という申し込み条件をクリアすることが必要です。
そのうえで、返済能力や信用について細かな調査がなされます。その際のスコアが基準を満たさないと融資を受けることができません。
一般的に、フリーローンの審査でチェックされるのは以下のようなポイントです。
属性情報とは、審査を受ける人が申込時に申告した勤務先や年収等の情報のことです。具体的には、以下のようなものが該当します。
【属性情報の一例】
なかでも重要なものが「年収」です。〇万円以上あれば審査クリア、という基準はありませんが、年収が高いほど手取りも高くなることから、年収が高いほど審査で有利になると考えられます。
また、勤務形態も重要で、アルバイトやパート社員、派遣社員、自営業よりも、会社員や公務員の方が審査で評価が高まりやすい傾向にあります。
他方、属性情報のなかでも、年収と併せて重要になるのが「勤続年数」です。
勤続年数について「最低でも何年以上の勤務経験」といった条件を表立って指定する銀行はありませんが、申込条件に安定した収入と書かれている以上、長く働いているに越したことはありません。
一般的には、最低でも6ヶ月、できれば1年の勤務経験を積んでから申し込むことが望ましいです。半年~1年働けばボーナスを受け取っていることも多く、給与明細書と併せて提出することで返済能力を示すことができます。
もし自分が就職・転職直後であれば、フリーローンの審査が通過できそうなタイミングまで待ったほうが賢明でしょう。
フリーローンやカードローンの審査では、信用情報機関にアクセスして、過去のローン商品の利用履歴が調べられます。
過去のローン商品の返済で遅れた記録がなく、すでに完済しているようなケースは「約束をしっかり守れる人」として高い評価に繋がるでしょう。
一方、過去に61日以上または3ヶ月以上の返済延滞をした事がある場合、信用情報に「異動情報」として記録されています。
このような情報は5年は残り続け、その間にローン審査を通過することが大変難しくなるでしょう。
過去に返済の延滞をした可能性のある人は、ローンに申し込む前に信用情報機関に情報開示の請求をしてみると良いでしょう。
銀行フリーローンの審査では、他社からの借入額も重要な審査項目です。
銀行ローンの審査では「年収に占める返済額の割合(返済比率)」という項目があり、返済比率が高いほど返済能力が低いと判断される可能性が高まります。
仮に年収が一般人より高いとしても、返済比率が高いばかりに審査を通過できなくなる可能性もあるため注意が必要です。
また、すでに複数社からカードローンやフリーローンを借りた状態で融資に申し込むと「多重債務者」と扱われて審査落ちの原因になることもあります。
他社から借りている人は、お目当てのフリーローンに申し込む前に「返済して借入額を少しでも減らしておく」「複数社からの借り入れのうち1社を完済しておく」などの対策が必要になるでしょう。
フリーローンに申し込む人のなかには、「できるだけ早く融資を受けたい」と急いでいる人もいるのではないでしょうか。
フリーローンの審査回答にどれくらいの時間がかかるかについては、申込者の返済能力や信用、銀行の規定によっても違うので一概にはいえません。
ただ、間違いなく即日融資を受けることができない点は知っておきましょう。
2023年4月現在、銀行はローンに申し込んできた人の情報を警察庁のデータベースで確認する義務があります。この確認作業に1日以上の時間がかかるため、即日融資はできないわけです。
一般的にはフリーローンの審査には数日~1週間以上かかると思っていた方が良いでしょう。
どうしても即日融資を受けたい場合は、プロミスやアコムなどの大手消費者金融が提供しているカードローン(キャッシングローン)がおすすめです。
フリーローンの審査内容がある程度分かったところで、次は審査通過のポイント・コツを頭に入れておきましょう。
たとえ正社員として働いている人でも、闇雲に申し込むと審査落ちになる可能性もゼロではありません。
同じ年収600万円のAさんとBさんがいて、Aさんは50万円、Bさんは200万円の融資を希望したとしましょう。
常識的に考えて、審査を通過しやすいのは融資希望額が低いAさんの方です。借入する金額が少ない方が毎月の返済額が安くなるため、金融機関からしてみれば貸し倒れのリスクが小さくなります。
フリーローンに申し込む際は、できる限り融資希望額を小さくすることを意識しましょう、
具体的に「〇〇円以内なら審査を通過できる」という基準はありませんが、年収に対してローンの返済額が「30%以下」になることを意識してください。
過去に借りていたローン商品の返済を延滞したことはありませんか?
1日くらいの返済延滞では問題ないケースもありますが、61日以上の返済延滞を起こしていた場合はその情報が信用情報に記録されていることでしょう。そうなると審査通過は難しくなります。
また、今まさに借りているローンがある場合も同様です。返済を延滞すると記録に残って今後の審査に大変不利になるため、返済日に口座残高が不足しないように確実に管理しましょう。
問題は、すでに延滞してしまった過去がある場合です。
過去に返済遅れや延滞を起こしてしまった人は、事情を話すことで理解してもらえる可能性もゼロではないようです。どうしても借りたい人は、延滞した理由について説明できるか、銀行に相談してみると良いでしょう。
フリーローンの審査に申し込む際、申込内容の間違いがないように気を付けて下さい。
審査担当者がミスに気付けば審査中に問い合わせの電話をくれる場合もありますが、そのまま確認なしで審査落ちになってしまうこともあるかもしれません。
引っ越し直後は「住所」、転勤直後は「勤務先情報」の入力ミスが起こることも考えられるので、提出前に必ず確認するようにしてください。
さらに最悪なのは、故意に虚偽の申告をしてしまうことです。
「年収」「勤務先」「他社借入額」などについて、審査を通過したいあまりに虚偽の申告を考えてしまうかもしれませんが、まず間違いなくバレます。
【虚偽の申告をしてもバレてしまう理由】
年収に関して「収入証明書の提出をしなければバレないだろう」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
貸金業者や銀行では過去の申し込み者の情報がデータベースに記録されています。業界や年齢・年収などが分かれば大体の年収相場はすぐ分かるので、多めに申告してもすぐにバレてしまうでしょう。
皆さんが知り合いからお金を貸してほしいといわれたとき、その人が過去に自分に嘘をついたことがあったら、お金を貸しますか?
おそらく、多くの人がお金を貸すことはしないでしょう。銀行も一緒で、嘘をつく人は信用を失い、お金を借りることはできなくなります。
最後に、低金利フリーローンに関してよくある質問と回答をまとめました。
いいえ。フリーローンに限った話ではありませんが、銀行や消費者金融から借入できるカードローンのなかに、審査なしで借入できる商品はありません。
正規の銀行や貸金業者では、申込者の返済能力をチェックすることが義務付けられており、仮に審査をせずに融資をした場合は違法となります。もし「審査なし」「誰でも融資OK」のようなチラシを見かけたとしても、それは非正規の消費者金融(闇金)なので、絶対に利用しないでください。
銀行カードローンの審査時間は、おおむね数日から1週間以上です。
まず、銀行は消費者金融と違って最短即日での融資はできません。もっとも早いタイミングでも、翌営業日以降の融資になります。加えて、フリーローンの審査は仮審査と本審査の2段階であり、最低でも数日以上の時間がかかると思っておいた方が良いでしょう。
すぐにでも融資を受けたい人の場合、消費者金融のカードローンの方が向いているでしょう。
フリーローンはカードローンと違って「借り入れは1回きり」という特徴を持ったローン商品です。借入残高が今以上に高くなることはないので、確実に完済を目指せるメリットがあります。一方、もう一度借りるには申し込みと審査の手続きを再度クリアする必要がある点がネックです。
フリーローンの審査では「属性情報」「信用情報」「他社借入額」などが調査されるため、事前に審査の大まかなポイントを把握して、審査落ちになりそうな項目がないかチェックしておきましょう。自分で改善できる部分は対処してから申し込むことでフリーローンの審査を通過できる可能性が上がるでしょう。
審査落ちにならない対策も把握して、万全の状態で審査に挑みましょう。