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東京2020パラリンピックを目指す英国選手たちの日常を映し出す『Paralympics+1』

英国パラリンピック委員会による動画が月1回配信されます

英国パラリンピック委員会では、来夏に延期された東京2020パラリンピックに向け、パラリンピアンたちがどのような日々を過ごしているかを、インタビューを交えた動画で紹介しています。

「ParalynpicsGB+1」と題されたこの動画シリーズは、東京2020大会の延期により更なる1年の期間を得たアスリートの舞台裏を映したもので、今まで以上にパラリンピアンを身近に感じることができます。動画は毎月配信されます。

シリーズ第1弾として公開された動画では、カヌー競技のシャーロット・ヘンショウ選手が登場しました。彼女の練習現場から、当然訪れたニューノーマルな日々で体験した苦労や練習における工夫などを振り返るとともに、コロナによる大会延期と向き合う自身の心情を語っています(約8分)。

さらにシリーズ第2弾には、川崎市で事前キャンプを行う可能性のある、陸上競技のステフ・レイド選手(走り幅跳びT64)が登場しました。彼女は、ロンドン2012大会で銀メダル、リオ2016大会でも銀メダルを獲得しています。大会出場時のクラスは、日本人の中西麻耶選手(リオ2016大会4位)、高桑早生選手と同じT44クラスです

英国パラ陸上のステフ・レイド選手(走り幅跳びT64)が登場

ロックダウン中の練習も楽しく前向きに

春から夏にかけて英国では、コロナ感染拡大防止策として、ロックダウンという日本よりも厳しい措置が取られました。選手たちも公式練習はできず、自宅でトレーニングをする日々が続きました。

レイド選手は、2017年のロンドン世界選手権で金メダルを獲得した後、怪我や事故が重なり、リハビリを経て、東京2020大会を目指していましたが、そこにコロナ禍が襲いました。

走り幅跳びに必要な砂場がないため、ロックダウン中はトレーニング用のラダーを購入し、毎週新しいステップを覚えて、楽しみながら身体を鍛えてきました。動画の中でも素早く複雑なステップを披露しています。

東京2020大会の延期を知った時は、「すごく残念だった」けれど、彼女は「人生なんて何の保証もないことは分かっていた」と、あくまで明るく語ります。「私の場合、完璧なプランが台無しになった経験は、これが初めてではありません」。

15歳の時に知った「人生に絶対なんてことは何もない」という真実

彼女は、15歳まではラグビー選手として活躍していました。当時はプロになることが目標だったのですが、ボートの事故で片脚を失いました。

「その時学んだことは、人生は何が起きるか分からない。常に変化するものであり、絶対ということは何もないということです。人生のプランを手放すことは辛いけど、順応すること。それが人生だから」と、話します。

英語のみの動画となりますが、彼女の明るい笑顔と、競技に取り組む姿は、パラスポーツの素晴らしさを言葉よりも雄弁に語っています。ぜひご覧ください(約10分)。