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【横浜市イベントレポート】12月3日(月) 英国事前キャンプ・ホストタウン応援企画「英国と横浜を知る講座~英国の共生社会文化から学ぶ~」を実施しました!

横浜市では、2020 年に向け英国代表チームを迎え入れる機運を醸成していくため、様々な分野において英国事前キャンプ・ホストタウンに関連した取組を進めています。
今回、英国オリンピック委員会からゲストをお迎えし、栗栖 良依氏による英国の共生社会に着目した講演、英国文化を体験するプログラムを開催しました。

当日は、事前にご応募いただいた約50名の方にご出席いただき、イギリス館の会場がほぼ満員となりました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!

講演会の様子を少しご紹介します。
 
はじめに、ビル・スウィーニー英国オリンピック委員会CEOからご挨拶をいただきました!
 
ビルさんからは、「東京2020大会は日本が持つ文化などを世界に発信する貴重な機会です。また、Team GBの若い選手にとっては、ここ横浜が来日してはじめての場所となります。東京2020大会が素晴らしい大会となることをお祈りしています。」とのお言葉をいただきました。

続いて、ブリティッシュ・カウンシルの湯浅 真奈美さんにファシリテーターを務めていただき、栗栖さんをご紹介いただき、講演が始まりました。
栗栖さんは、骨肉腫を発症し、手術、治療という経験を経て、2011年に横浜ランデヴープロジェクトから生まれたプロダクトブランドとして「SLOW LABEL(スローレーベル)」を設立されました。多くの障害者施設を訪れ、様々な人々との出会いを通して、一人ひとり違うことのすばらしさに気付いたそうです。

そして、2012年ロンドンパラリンピックの閉会式では、障害者が特別な存在としてではなく、パフォーマンスに参加している様子に驚き、日本・横浜でもできるのではないか、と2014年に「ヨコハマパラトリエンナーレ」を立ち上げてSLOW LABELをNPO法人化(※1)しました。そして、表現者として舞台に立ちたいと願う誰もが、障害を理由にあきらめなくてすむ環境をつくる、ことを目標に、東京2020大会に向けて、障害のある人のパフォーマンスを支援する「アクセスコーディネーター(※2)」「アカンパニスト(※3)」といった人材の育成にも着手されているそうです。
栗栖さんは、2016年のリオパラリンピックのフラッグハンドオーバーセレモニーでは、ステージアドバイザーを務められました。

その後は、エアリアル(舞台での空中演技)を使ったトレーニングを日本で取り入れるため、障害のある人を指導できる指導者をまず日本で育成したいと考え、イギリスの指導者を招き、指導者育成に取り組んでおられます。これまでもイギリスのアーティストチームに協力していただいており、今後も引き続き積極的に取り組んでいきたいとのことです。
目指しているのは、2021年以降、障害のある人が、自分の住んでいる地域で、自分の好みやレベルに応じたプログラムに障害のない人に混ざって参加できるようになること、と話されています。

※1 現代社会のファストな動きを少しゆっくり(スロー)にしてみると、だれもが生きやすい社会になるのでは、との考えから設立されたNPO法人。アートの力で多様性と調和のある社会の実現を目指す。
※2 障害のあるアーティストが舞台に上がるまでのバリアを取り除き、創造性が発揮できる環境を整える人材。
※3 障害のあるアーティストと一緒に舞台に上がり創作の可能性を一緒に広げる伴走者。

講演の後は、同じくTeam GBの事前キャンプ地となることが決まっている慶應大学のケルト音楽愛好会の皆さんによる演奏です。この日のために、イングランドの楽曲も練習を積んできてくれました。

ティータイムのご協力は、Design Team Liviuの皆さんで夜の時間に合う、少しボリュームのある英国の代表的なメニュー(ミンスパイ、ソーセージパイ、ショートブレッド)を用意してくれました。本当のアフタヌーンティーは、もっと豪華なもので、ちょっと違うとのこと。次回は、本物のアフタヌーンティーもぜひ、体験してみたいですね。

12月、山手西洋館8館では、世界のクリスマス2018を実施しています。当日、イギリス館では、Design Team Liviuの葛西さんと石畑さんによるイギリス風の素敵なクリスマス装飾で彩られています。その一部を会場でも展示していただきました。

講演、演奏、ティータイムとイギリスが満載な、盛り沢山のイベントでした。
次回をお楽しみに!